歯の神経の壊死により根尖部に炎症を起こした右上4番への精密根管治療(イニシャルトリートメント)
治療症例の内容
- 診療科目
- 治療カテゴリー
- 担当医
- 林佳士登(ドクタープロフィール)
- 患者様
- 年齢性別秘匿
- 治療期間
- 治療計画
- 神経が壊死してしまい、根尖部の炎症(根先性歯周炎)が起こってしまったケースです。
排膿路も形成されており、ガッタパーチャを入れてレントゲン撮影したところ、根尖部に到達しており、根管内の感染が示唆されました。
精密根管治療(イニシャルトリートメント)により問題解決を行っていくこととなりました。
- 費用(概算)
- 10万円
治療について
根管治療に反応して排膿路は消失しました。
術中のマイクロスコープ画像にて、根管が長楕円形をしているのが確認できますが、これは器具による清掃が行き届きにくいために、清掃しづらい場所への配慮が必要でした。
治療後のレントゲン写真(1,2枚目:治療完了後6ヶ月経過、3,4枚目:根管充填直後)にて根尖部に透過像は見られず、経過良好です。
治療に関するリスクと副作用等の情報
根管治療は非常に成功率の高い治療ですが、治療の成否を決める多くの要素があるため、根管治療がなされた後も再治療、外科処置、抜歯などの処置をしなくてはならなくなることもあります。 根管治療中には、器具の破折、穿孔、修復物の損傷、歯の破折、術中・術後の不快症状、術後の痛みや腫脹などの事象が稀ではありますが起こりうることがあります。