症例詳細
Case detail
歯周外科を行い清掃性を高めた臼歯部ブリッジ治療
治療症例の内容
- 担当医
- 大元洋佑(ドクタープロフィール)
- 患者様
- 40代女性
- 治療期間
- 8ヶ月
- 治療計画
- 右上奥歯の腫れ・痛みの改善を希望され来院されました。
顕微鏡による精査で、歯に破折が確認され抜歯を余儀なくされました。
破折に伴う高度の骨吸収により歯ぐきは陥没し、そのままのブリッジ作製では食べものが容易に詰まることが想像に難くない状態です。
- 費用(概算)
- 40万円 (歯周外科・メタルボンドブリッジ・仮歯代含む)
破折の発見について
歯に違和感や痛みのある場合、割れていることやヒビが入っていることも珍しくありません。
肉眼ではわからないような歯のヒビも、顕微鏡を使うことでつぶさに見ることが可能となり正確な診断・処置を行うことが可能となります。
予知性を高めるブリッジ治療について
奥歯をかぶせる必要のある場合、しばしば歯ぐきの位置が高くかぶせる高さが十分に確保できないことがあります。高さが十分にないとクラウンは横揺れの力に弱く、はずれやすかったりセメント漏出による虫歯の再発リスクが高いと言えます。
今回歯の高さを出すために周囲歯ぐきを切離し骨の形態を整備、切離した歯ぐきを陥凹した欠損部に入れ込むことで歯ぐきのボリュームを獲得し清掃性を向上させ予知性を高めることができました。
歯周外科は、疼痛・腫脹等の一般的な外科処置のリスクがあります。