症例詳細
Case detail
奥歯が痛い 歯の欠損と虫歯による奥歯の痛みを改善
治療症例の内容
- 担当医
- 藤巻太一朗(ドクタープロフィール)
- 患者様
- 30代女性
- 治療期間
- 8ヶ月
- 治療計画
- 他院で治療中の奥歯が、何度治療に通っても痛みが引かないとのことで来院された患者様です。
口腔内を診査した結果、痛みが引かない歯以外にも、非常に強い咬合力による問題があることが分かりました。
奥歯が欠損していることにより手前の歯に強い負担がかかっていたり、樹脂の詰め物が破折して痛みを感じていたりしていたため、それらも一緒に治療をしていくことを提案しました。
治療中の奥歯は根管治療を行った後にクラウンを装着、欠損部位についてはインプラントによる補綴治療、詰め物が破折している歯についてはゴールドインレーでの修復治療、また咬合力が強いため、治療中から就寝時にマウスピースを装着していただくこととしました。
- 費用(概算)
- 治療費の目安: 70万円
治療について
痛みの続いていた奥歯は、初回の根管治療後には無事に痛みが引きました。しかしながら、仮歯を装着したところ、強い咬合力により別の痛みを感じるようになってしまったため、マウスピースを使用していただくことにしました。
インプラントにより奥歯の咬み合わせが安定し、奥歯の負担が減少したこともあり、その後は痛みを感じることはなくなりました。
マウスピースは引き続き使用していただことにはなりますが、痛みなく安心して咬めるようになり、患者様には大変満足していただきました。
セラミック治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 天然歯を削ります
- 硬い素材は天然歯を傷つけてしまう場合があります
- かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れてしまう可能性があります
- 自費診療(保険適用外治療)となります
PGA(ゴールド)クラウン、インレーの注意事項(リスク・副作用など)
- インレーおよびクラウンは脱離するリスクがあります
- 形成量はセラミックより少ないですが、歯の形成、修復後に歯に症状が出ることがあります
- 自費診療(保険適用外治療)となります
インプラント治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
- メンテナンスを怠ったり喫煙により、お口の中に大きな悪影響を及ぼすインプラント周囲炎等にかかる可能性があります
- 糖尿病、肝硬変、心臓病等の場合、インプラント治療ができない可能性があります
- 高血圧、貧血・不整脈等の場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります
- 自費診療(保険適用外治療)となります
根管治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 根管治療は非常に成功率の高い治療ですが、治療の成否を決める多くの要素があるため、根管治療がなされた後も再治療、外科処置、抜歯などの処置をしなくてはならなくなることもあります
- 根管治療中には、器具の破折、穿孔、修復物の損傷、歯の破折、術中・術後の不快症状、術後の痛みや腫脹などの事象が稀ではありますが起こりうることがあります
- 自費診療(保険適用外)となります