症例詳細
Case detail
冷たいものがしみる 神経を極力残した虫歯治療
治療症例の内容
- 診療科目
- 治療カテゴリー
- 担当医
- 藤巻太一朗(ドクタープロフィール)
- 患者様
- 40代女性
- 治療期間
- 1ヶ月
- 治療計画
- 海外への転勤が決まり、以前から冷たいものがしみて気になるとのことで来院された患者様です。
痛みなどは特になく、診査をしたところ歯の神経に大きな問題はなかったのですが、レントゲン写真より、とても大きなむし歯があることが分かりました。
虫歯が歯髄腔(神経の部屋)に達している可能性が非常に高かったため、炎症を起こしている神経組織を部分的に切除し、歯根部分の神経組織を保存する治療法が望ましいと考えられました。
- 費用(概算)
- 治療費の目安: 10万円
治療について
処置開始前から神経組織を部分的に除去する可能性が高いことが分かっていたため、ラバーダムなどの環境を整え、無菌的環境下にて処置を進めて行きました。
虫歯は深くまで進行しており、歯冠部の神経から出血が認められました。神経を部分的に除去したところ出血が治まったので、生体親和性の非常に高いセメントにて充填し、仮封をしました。
後日状態を確認したところ、残された神経に異常がなかったため、セラミックインレーにて修復治療を行いました。
転勤までの短い期間で気になっていた歯をしっかりと処置ができ、患者様には大変満足していただきました。
セラミック治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 天然歯を削ります
- 硬い素材は天然歯を傷つけてしまう場合があります
- かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方はセラミックが割れてしまう可能性があります
- 自費診療(保険適用外治療)となります
根管治療の注意事項(リスク・副作用など)
- 根管治療は非常に成功率の高い治療ですが、治療の成否を決める多くの要素があるため、根管治療がなされた後も再治療、外科処置、抜歯などの処置をしなくてはならなくなることもあります
- 根管治療中には、器具の破折、穿孔、修復物の損傷、歯の破折、術中・術後の不快症状、術後の痛みや腫脹などの事象が稀ではありますが起こりうることがあります
- 自費診療(保険適用外)となります